今週は火曜日に血液検査と診察がありました。

血液検査は帰国前の総確認のためにかなりの本数の採血管に採血しました。七海からはかなり採血しずらいのですが、毎回同じ上手な方が担当してくださっているおかげで、最近は手早く採血ができて助かっています。日本でも定期的に血液検査を続けることになりますので、採血し易い場所を忘れないようにしたいと思います。診察では先週の初めから始まった下痢の培養検査の結果に問題が見られないため、薬の影響かどうか確認することになりました。翌日からの確認の結果、下痢が治まったため薬の影響だったようです。

金曜日には最後の抗ウイルス薬の点滴がありました。基本的に毎日の薬は口から飲ませますが、いくつかの特定の抗生物質や抗ウイルス薬は注射や点滴で投薬します。点滴ラインの確保も、採血と同じように上手く血管が見つけられないと延々と探し続けることになるため前回はかなり大変でしたが今回は運良く1回で点滴ラインが取れ、ほっとしました。今回の点滴でまた一種類薬が減りました。ちょっとした事ですが回復していることを実感します。

点滴後、お世話になった小児移植外科病棟やPTやOTなどのセラピーをしていただいたリハビリ科、腎臓内科の先生方にご挨拶をしてきました。こちらに滞在する間に本当にたくさんの病院関係者の方にお世話になったことをあらためて感じました。

来週はこちらでの最後の診察と血液検査を受ける予定です。検査結果に問題がなく、日本での治療継続の準備が整えば来週帰国できる予定です。何事も起こらないで欲しいという気持ちでかなり緊張して毎日を過ごしています。

中山明・美紀子