たくさんの応援のお言葉ありがとうございます。おかげさまで本日退院することができました。

一部の投薬変更とミルクの濃さを調整していただいた結果、昨晩から腎臓を保護するのに必要な水分量までミルクを増やすことができたため、在宅投薬と通院で治療が継続できるとの判断をいただきました。

今後は通院にて、引き続き腎臓の回復を確認しつつ、免疫抑制剤を減らし(現在は移植から間もないこともあり、大量の免疫抑制剤で拒絶反応を押さえ込んでいます)ながら移植させていただいた腎臓への拒絶反応を安全にコントロールできるように調整していくことになります。

1ヶ月間の入院期間中は、小児移植外科、ICU、腎臓内科の先生、看護師の皆様に本当にお世話になりました。とりわけ小児移植外科の加藤先生、深澤先生、牧先生には七海の治療はもとより、私達のことも気遣ってくださり大変心強く感じました。娘が大きな手術を受けた後ということもあり、ちょっとした様子の変化にも不安を感じてしまう私達にとって、事細かにお話を聞くことができる日本人の先生方が朝夕の回診だけでなく、検査や状態の確認に頻繁に訪れてくださることは、本当に精神的な支えになりました。

今日は入院中お世話になった先生、看護師の皆様に「おめでとう」と声をかけていただき、七海にも雰囲気が伝わったのか、いつもよりはしゃいでいました。また、久しぶりに病室の外に出たので、見慣れない病棟の様子に好奇心いっぱいでキョロキョロしていました。アパートに帰ると少し落ち着かない様子でしたが、しばらくすると思い出したのかひとしきり遊んだ後、すやすやと寝てしまいました。

久々のアパートでの娘の寝顔を見て私達もすこし緊張が解けましたが、これからが本当の治療の始まりですので、気持を引き締めなおして頑張りたいと思います。そして一日も早くドナーとなってくださったお子さんとご家族のご意志に沿うことができるようにしたいと思います。

久しぶりの笑顔

加藤先生の検査

中山明・美紀子