火曜日に消化器科のフェルナンデス先生が七海の肝臓について問診や触診など時間をかけて診察してくださいました。先生は「肝臓自体には問題はなさそうだ。感染や投薬などのタイミングで数値が上がっているので肝臓が非常にセンシティブなのではないかと思う。腎臓が悪いことも影響しているだろう。」と仰って下さいました。血液検査の数値については継続して経過を見ることになりました。

木曜日の診察時に火曜日に採取した血液の検査結果を見せていただきましたが、SGOT:98/SGPT:141に改善しており、診察の結果と合わせてひとまず安心しました。腎臓の検査数値はほぼ横ばいでした。腎臓の数値はこちらでの約一ヶ月間の入院期間中に徐々に改善し、下痢や嘔吐で大きく変化することがありますが、ここ1ヶ月程はより良い値が安定して維持できるようになっています。昨年末の状態を思い出すと今の状態は奇跡としか思えません。このある程度回復してくれた腎機能がこのままなのか、もっと良くなってくれるのか、再び悪化するのか、全く予想できませんが少なくともこのままの状態は保って欲しいと願っています。

5/9の検査結果
BUN:50
クレアチニン:0.8
カリウム:4.6
ナトリウム:125
クロール:93

火曜日と木曜日のフィジカルセラピーでは、一人座りの練習に加えて立つ練習が始まりました。一人座りについては家で頻繁に練習していることもあり、だいぶ様になってきました。責任者のイザベルさんやアリーンさんにもかなり良くなったと喜んでもらえました。ここ2~3週間で筋力が急速に回復してきているような気がします。

水曜日のオキュペーションセラビーでは先週に引き続き、一人座りの状態でおもちゃを手に取る練習をしました。いつも七海は6時に起きているのですが、この日は5時に起きたため9時から始まるセラピーの時間はとても眠かったようで終始大泣きしてしまい、ほとんどセラピーになりませんでした。

中山明・美紀子