ICUから一般病棟に移動になりましたが、やはりカリウムとBUNの値は高めで、透析を再開するかどうか腎臓内科の先生方が血液検査結果と七海の様子を見ながら毎日検討して下さっていました。

太腿のカテーテルが抜かれました。緊急に血液透析を再開する可能性が低いことと、入れてから3週間以上も経過しており、太腿の血管が詰まる原因になり移植の障害につながる可能性があるためです。目の前で取り出されたカテーテルに感謝しました。首のカテーテルもそうでしたが、こちらも本当に良くもってくれたと思います。今後は必要になり次第カテーテルを入れることになります。

血液透析の代わりにミルクには新たに薬が入るようになりました。ミルクの飲みがとても良いため私達もなるべく多く飲ませるようにしていたところ急に吐き始め、それ以来飲むたびに必ず吐くので翌朝から絶食で色々と検査をしました。血液検査でナトリウムが異常に高く、電解質のバランスが大きく崩れていることが分りました。これで気持ちが悪くなっていたようです。ミルクの飲みが異常な位に良かったのは塩分で喉が渇いたのかも知れません。熱も出ましたが一晩で引いてくれました。

調子が良い状態がここのところ続いて私達もすっかり安心していたので、ほんの少しの間ではありましたが泣き声も出なくなるくらいに弱った姿を見てかなり慌てました。今はミルクの飲みも良く、オシッコも良く出て調子が戻ってくれているようですが、下痢気味なのと少し咳をするのが気になります。

中山明・美紀子