今週は診察があり先々週の感染症の確認検査を兼ねて先生に診て頂きました。

先々週は明け方に急に熱が出たため救急外来で診察をしていただきました。血液検査の結果、インフルエンザは陰性で、また急性的な拒絶反応の可能性は低く、尿路感染が疑われたため抗生物質の点滴をしていただきました。抗生物質の点滴を受けて1~2時間後には熱も引き本人も元気になったため抗生物質を処方していただきその日は一旦帰宅して経過をみることになりました。
翌朝は微熱があったため病院で診察をしていただき、抗生物質の点滴で確実に感染に対処するため4日間入院となりました。幸い早期に処置していただいたことや抗生物質が菌に適合したためその後は微熱が1日程続いた程度で本人の調子もすっかり回復してきました。感染症は熱が下がり外観的に調子が回復しても、菌が残留していると体力が落ちた時に日和見で再発するため、抗生物質の点滴と投薬は数日続きます。七海は調子が回復するとベッドから出て動き廻りたくて仕方がないようでしたが状況を理解しているのか入院期間中じっと我慢してくれていたので本当に助かりました。帰宅後は入院期間分を取り戻すかのように一日中あっちへこっちへと動き廻っています。

診察は退院の翌週だったため確認の検査を兼ねて診て頂きました。感染の目安となる炎症反応や白血球の数値はほぼいつもの値でほっとしました。経口の抗生物質は、完全に菌を排除して再発の可能性をできるだけ低くするためあと数日続ける事になりました。

今回は、ここしばらくの間平和な生活が続いていたため大分慌てました。また免疫抑制剤のレベルが定期検査で安定していなかったため発熱の原因を心配しましたが、幸い拒絶反応ではなかったことと早めの処置をしていただいたこともあり大事には至らずほっとしました。マイアミ滞在時の緊張感を忘れないように、そしてドナーとなってくださったお子さんとご家族のご意志に沿う事ができるように一日一日を大切に生活したいと思います。

中山明・美紀子