皆様の温かいご支援のおかげで七海ちゃんは11月6日に無事に帰国することができました。改めてお礼申し上げます。

当会の今後のスケジュールとしましては、中間会計報告、最終会計報告を予定しております。

中間会計報告につきましては、デポジット残金※1を除く費用について会の会計結果を報告させいていただきます。報告時期につきましては、医薬品会社などの請求費用の引き落とし完了に左右されますが、概ね2ヶ月後を目処にご報告させていただく予定です。

最終会計報告につきましては、会則に基づき余剰金を七海ちゃんの病状安定※2が確認できるまで一旦凍結させて頂き、安定確認後、同病の方々を支援する団体に寄贈させて頂いた後に公認会計士の会計監査を受けたご報告をさせていただく予定です。

なお病状安定の目安につきましては、七海ちゃんのような月齢のお子さんへの腎移植は症例が非常に少なく経過の予想が難しいため、まだ免疫抑制剤を強く作用させている段階で、これから慎重に量を調整していくため、今後一年間程度は慎重に経過を見る必要があると手術をしてくださった加藤先生から言われています。よって今後一年間術後の経過を観察させていただき、拒絶反応などによる腎機能の急激な低下などの問題がみられなければ凍結を解除する予定でいます。

デポジット残金(デポジットから医療費を差し引いた金額)の返還時期につきましては、ジャクソン記念病院会計担当から半年後になる予定であるとの回答がありました。

即時に返還できない理由として、病院の仕組み上、請求が検査や入院、薬など個別の部門ごとに処理され会計に上がってくるため、部門毎に請求時期に差があり大幅に遅れる場合があることや、膨大な件数の請求の精査に時間がかかるため、半年の猶予を設定させて頂いているとのことです。

皆様からお預かりした募金は、七海ちゃん個人に対するご支援という面だけでなく、七海ちゃんと同じように病気で苦しんでいらっしゃる方々を助けたいという皆様の温かいお気持ちの表れであると考えております。余剰金につきましては速やかに次の方に繋ぐことが必要であると考えています。また同時に病状が安定するまでは、急激な状態の悪化などで緊急に再度渡航移植が必要になる可能性もあり、その緊急な対応のために凍結期間を設けさせていただいております。病状安定が確認され次第、同病の方々を支援する団体に寄贈させていただく予定でおりますので何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

※1:デポジット残金の返還は、上記の通り半年後になるため最終会計報告にてご報告いたします。
※2:帰国後の経過が順調であれば上記の通り1年間を予定しております。


ななみちゃんを救う会