本日帰国いたしました。昨年末の娘の緊急入院、生命維持が始まって以来、本当にたくさんの方々にあらゆる面で助けていただきました。

全力で治療にあたってくださった日米の医療関係者の皆様のおかげで、危険な状態を何度も切り抜けることが、また少しでもより安全な状態で手術を受けることができました。そして順調に術後の回復ができました。七海も皆様の応援に応えるかのように頑張ってくれました。私達夫婦も皆様からの温かい応援に支えて頂き何度もくじけそうになりながらもここまで辿り着くことができました。

そして移植医療は医療を受ける側だけで成り立つものではなく、臓器を提供して下さる方がいらっしゃることではじめて成り立つ医療です。娘が元気になれたのはドナーとなってくださったお子さんと深い悲しみの最中にも関わらず他人を助ける決断をしてくださったご家族がいらしたからです。娘がこうして帰国できるまでになったことを感謝するとともに、悲しみから立ち直ろうとしておられるご家族がいらっしゃることを決して忘れてはならないと強く感じています。ドナーとなって下さったお子さんの安らかなお眠りと、ご家族に一日も早く平和が訪れるよう願ってやみません。

この度は娘の渡航移植に際しまして温かい応援、ご支援を頂きまして本当にありがとうございました。今後も引き続き治療となりますが親子3人力を合わせて頑張りたいと思います。

中山明・美紀子・七海