週末に再び熱が出てしまい更新が遅くなりました。申し訳ありません。

金曜日は一日中熱もなく元気にはしゃいでいましたが、何となく普段と違うような気がしたため注意していたところ、土曜日の明け方から熱が上がり始めました。解熱剤を与えてしばらく様子を見ましたが下がる気配がないため医療通訳をしていただいている平木さん経由で移植コーディネータのディアナさんに指示を仰ぎました。
発熱の原因は前回と同じ可能性が高いということで、解熱剤と抗生物質を与えてアパートで様子を見る事になりました。熱は上がったり下がったりを繰り返しました。幸い、解熱剤が効いたため、最初のピーク以降は投与間隔に注意しながら、熱がある程度高くなって七海が強くぐずるようになったときに再度薬を与え、抗生物質が効いてくるのを待ちました。熱は日曜日の夕方頃には平熱に戻りました。前回の発熱の経験から、抗生物質が効いて熱が完全に下がるまでには丸一日以上かかることや、熱のピークが何度かあることが予想できたため、今回は比較的落ち着いて看病することができました。日曜日の夜に、平木さんが再度移植コーディネータさんに指示を仰いで下さり、熱が下がり落ち着いているため引き続き抗生物質を与えて火曜日の診察で七海を診ていただくことになりました。

週末は熱が出てしまいましたが、先週はいくつか嬉しい事がありました。火曜日の診察と血液検査で、検査結果が継続して良好なため、今週から採血が週一回になりました。また、少量ですがようやく離乳食を食べてくれるようになりました。七海は、移植させていただいた腎臓を保護するために十分な水分とタンパク質を摂る必要がありますが、以前からミルクを飲む量が少なく、飲んだり食べたりするのを嫌がるため、現在もフィーディングチューブ経由でミルクを直接胃に入れています。フィーディングチューブで常時ミルクを与えられているため空腹感が湧かないことも食べようとしない原因の一つだと考え、一日のうち決められた時間だけミルクを止めて空腹時間を作り毎日食べる練習を続けてきました。
移植手術で少し間があきましたが、随分前から練習を続けて来たため月曜日もとくに期待せずにスプーンを口元に運ぶと自分から口を開けてパクッと食べてくれました。偶然かもしれないと、はやる気持ちを抑えて二口目を口元に運ぶとやはりパクッと食べてくれました。その日は結局10口程で食べなくなってしまいました。翌日は、離乳食に加えて水分を摂れるように充分に薄いお味噌汁を用意しました。期待半分、不安半分でスプーンを口元に運ぶと、どちらもパクパクと勢い良く前日よりも多く食べてくれました。ようやく食べるようになってくれたので、続くように色々と工夫したいと思います。飲み物は相変わらずイヤイヤされてしまいますが、こちらも焦らずに行きたいと思います。

中山明 美紀子