神達夫妻と彩花ちゃんが帰国のため昨日の早朝にアパートを出発されました。ご夫妻には私達がマイアミに到着した直後から様々なことで手助けしていただき本当にお世話になりました。
また、難病を乗り越えて元気に回復する彩花ちゃんと、どんなに辛いときでも明るく前向きなご夫妻の姿にいつも勇気づけられました。このような形でお別れするのは本当に辛く残念ですが、彩花ちゃんは私達の心の中でずっと生き続けてくれると思います。彩花ちゃんから頂いた勇気で私達も頑張りたいと思います。

今週は月曜日に採血と診察に行きましたが、採血がうまくできず充分な血液を採取できる血管が見つけられませんでした。いつもはなんとか採血できるのですがこの日はだめでした。七海も、私達も、看護師さんも限界だったため、日を改めて火曜日に採血に行きました。水曜日の腎臓内科の診察で最新の血液検査の結果が必要だったので火曜日は絶対に採血する必要がありました。

火曜日は、移植コーディネータのモニカさんに教えていただいた「お湯を含ませたタオルで腕を暖めておく」方法で充分に腕を暖めてから臨みました。採血の看護師さんも赤ちゃんの採血は緊張するようで「うまく当たりますように」と祈ってから始めていました。火曜日は4回ほどで血管が見つかり全員でほっとしました。

水曜日に腎臓内科のアビトボル先生に七海を診察していただきました。腎臓の数値がここしばらく安定しているため、腎臓内科の診察は2~3週間程度間をおいて診ていただいています。週一回の血液検査の結果を加藤先生や移植コーディネータのモニカさんが確認してくださっているので診察の期間が空くことに特に心配はありません。アビトボル先生は「腎機能は良いわけではないけれど悪化してはいないので、この状態を維持できるようにしましょう」と仰って下さいました。NaとClの値がまだ低いため先週追加になった2種類の薬はこのまま継続することになりましたが、ヘモグロビンの値が安定しているので造血剤の注射は週一回から2週間に一回で様子を見ることになりました。

腎臓内科アビトボル先生と


中山明・美紀子