今週の血液検査結果は、腎臓の数値は横ばいでしたが肝臓の数値が再び上昇してしまいました。金曜日に加藤先生が七海を診察してくださいました。肝臓の数値に関してはこれまでの検査で原因を特定できていないので、来週は消化器科の先生も交えて診察していただくことになりました。

肝臓の数値は上昇しましたが、七海の様子は、週の初めに少し咳をしたもののそれ以降はなく、先週に引き続き概ね機嫌も良いため何が起きているのか見た目ではまったく分かりません。腎臓が比較的安定してくれている一方で肝臓の数値が異常な値を長期間示しているため、ぐずる時間が長かったり、強く泣いたりすると不安になっておろおろしてしまいます。

診察が終わり帰宅すると、今朝から継続してポンプで与えているはずのミルクがまだフィーディングバックに残っていることに気づきました。七海は相変わらず食が細く、必要な量のミルクを飲まないため、鼻から胃に通しているフィーディングチューブで常時ミルクを与えています。フィーディングバックという専用のビニールバックに入れたミルクをポンプを使って少量ずつフィーディングチューブに送り込みます。
通常はミルクが流れなくなるとポンプのセンサーが検知してアラームを鳴らすのですが、なぜかこの日はアラームは鳴らず、与えたミルクの量を表示するデジタル表示器も、予定量を示していたため気づくのが遅れました。
自宅でいろいろと調べた結果、フィーディングチューブが体の中で曲がっている可能性が高いため、医療通訳をしていただいている平木さんに医療コーディネーターのモニカさんに連絡をしていただき指示を仰ぎました。再び病院に戻って深澤先生に立ち会っていただきフィーディングチューブを入れ替えた後、急いでフィーディングを再開しました。脱水は腎臓にダメージを与える可能性があるため注意したいと思います。

今週は妻がひどい咳に悩まされました。先週金曜日にフィジカルセラピーを受診した際に風邪をひろったようです。日本から持参した風邪薬がなくなりかけて来たので、病院帰りに薬局に立ち寄ったところ、加藤先生に教えていただいたポピュラーな総合感冒薬が1つしか残っていませんでした。先週は日中と明け方の気温差がかなりあったので風邪が流行っているのかもしれません。
こちらは非常に暑くなってきましたが、病院などの室内はエアコンが効いていて寒いため気温差で七海が体調を崩さないように気をつけたいと思います。

中山明・美紀子