皆様からの温かい励ましや応援、本当にありがとうございます。

七海はここ数日、米国への移送時に管理が難しい人工呼吸器を外すために麻酔と筋弛緩剤を切り鎮静剤を減らした状態で徐々に覚醒させていました。
血液透析のカテーテルが首から太腿に移動したため七海が多少動いても安全とのことで、不幸中の幸いで人工呼吸器を外す移送方法の選択肢がでてきたとのことです。
一時、首からのカテーテルでのMRSAの感染が疑われましたが現在は炎症反応や白血球数は低く落ち着いております。

覚醒のお陰で七海は1ヶ月ぶりに私達の前で目を開けてくれています。目はまだ見えてないようですが影くらいは分るようで目を左右に動かしています。また手をしきりに動かしていて、指を手のひらにあててあげると握ってきます。握っていると安心するようです。
今日は人工呼吸器が外されて、弱々しいながらも久々に声を上げてくれました。
太腿から延びるカテーテルを見なければ、このまま家に連れて帰れるような錯覚を起こすくらいです。
長い眠りから覚めた七海を前に、生きていることをあらためて実感し、ただただ感謝しています。

非常に短い準備期間にも関わらず、現時点で30日の出発を目標に関係者の皆様が急ピッチで準備をすすめてくださっています。
また今日は米国大使館で医療渡航ビザの面接を受けましたが人道的なご配慮をいただき、異例の即時の発行をしてくださいました。あらためてお礼申し上げます。

中山明・美紀子