先週は月曜日の晩から熱が出始め、火曜日の明け方に熱が高くなったため救急外来で診ていただきクループ(急性喉頭炎)ということで入院となりました。

咳が大分ひどかったため、病室の湿度を高く保ち吸入を頻繁にしていただきました。その後は徐々に回復し、咳が落ち着いてきたため土曜日に退院することができました。毎回の通り、帰宅後は入院中の分を取り戻すかのように家中を走り回っています。昨日は外来で血液検査結果上も問題がないことを確認していただき安心しました。

昨年の7月に娘はマイアミで移植を受けさせていただきました。一昨年末に心不全を起こしてから緊急透析で眠らせたまま延命するしかなかった娘が、今こうして元気でいられるのは、ドナーの方とご家族の思いやりのお気持ちのお陰です。また、日米の医療関係者の皆様、応援してくださっている皆様のお陰でここまで無事に来ることができました。改めて御礼申し上げます。

一年前は無我夢中で看護と生活をしていたため記憶は断片的ですが娘の様子のちょっとした変化や身の回りの衛生に極端な位に神経を尖らせていたこと、毎日祈る気持ちで検査結果を確認していたことを思い出します。あの時からそれほど時が過ぎた感覚はありませんが娘の今の姿を見ると改めて一年の長さを感じます。この一年で、短時間ではありますが人込みを避ければ公園で遊ばせることができるほどになりました。広い公園でうれしそうに走り回る娘の姿を見て元気であることの大切さと幸せを改めて実感しています。徐々にではありますが娘に色々な経験をさせてあげられればと思います。

公園にて。

中山明・美紀子